は17日に行った記者会見で、今年6月の財政収入が前年同期比3.2%増加し、増加幅がマイナスからプラスに転じ、今年初めて単月のプラスを達成したことを明らかにした。

  1-6月の累計では、全国一般公共予算収入が9兆6176億元(1元は約15.3円)に上り、前年同期比10.8%減少した。このうち中央政府の一般公共予算収入は4兆4347億元で同14%減少し、地方政府の一般公共予算本級収入は5兆1829億元で同7.9%減少した。全国の税収は8兆1990億元で同11.3%減少し、税以外の収入は1兆4186億元で同8%減少した。1-6月の累計では、全国一般公共予算支出が11兆6411億元に上り、同5.8%減少した。このうち中央政府の一般公共予算本級支出が1兆6344億元で同3.2%減少し、地方政府の一般公共予算支出は10兆67億元で同6.2%減少した。

  税収をみると、主要経済指標が回復的な上昇を遂げ、税収の減少幅が縮小した。1-6月の中国国内の増値税(付加価値税)収入は同19.1%減少し、このうち5月の減少幅は5.5%、6月の減少幅は2.7%で、減少幅が1-4月に比べ目に見えて縮小した。消費税収入が第2四半期(4-6月)には同2.8%増加し、正常な水準を基本的に回復した。1-6月の企業所得税収入は同7.2%減少したが、工業企業の利益の増加率が回復上昇した影響で、第2四半期は同3.7%減少にとどまり、減少幅が縮小した。